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現在多くの関連書籍が絶版になってしまっているそうです。愛好家の一人として大変残念です。
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書籍(50音順)
鳥居恒夫『色分け花図鑑 桜草 改訂版』(学習研究社,2011)
およそ350種類のさくらそうを写真・解説つきで掲載しています。
原色に忠実な写真と詳細な解説が特徴です。眺めて楽しめるのは勿論のこと、品種の鑑定にも重宝します。
巻末には桜草の仲間を写真つきで紹介している他、栽培法も一通り網羅しています。ためになるコラムもあります。 |
茂田井宏・茂田井円『さくらそうアラカルト』(小学館スクウェア,2017)
さくらそうの栽培法、鑑賞法の他、コラムが充実しています。掲載されている写真の枚数も多く、品種鑑定のよりどころにもなります。さくらそう会の花図鑑とともに手元に置いておきたい一冊です。 |
竹岡泰通『桜草栽培の歴史 第二版』(創英社/三省堂書店,2016)
桜草と人とのかかわりを中心に記されています。
資料収集に尽力され、氏の元に集まった多数の資料を元に論考が展開されます。内容が多岐にわたり、全てを噛み砕いて理解するには時間のかかる本ですが、一読をお勧めします。2014年初版に続く改訂版です。 |
鈴鹿冬三『趣味の園芸作業12か月 9 日本サクラソウ』(日本放送出版協会,1976)
題名のとおり、さくらそうの栽培法を12ヶ月に分けて解説しています。
解説が非常に細かく、栽培法の合間合間にためになるコラムや筆者独自の方法論が掲載されています。さくらそうの品種改良に関する記述や、品種解説なども充実しています。
解説文が多く、教科書的な一冊といえます。 |
世界のプリムラ編集委員会『世界のプリムラ』(誠文堂新光社,2007)
世界中のプリムラを豊富な写真と共に紹介しています。
原種はもちろん、園芸店でよく見かけるジュリアンやオブコニカをも掲載しており、かなり盛りだくさんな内容です。
さくらそうについても詳しい栽培法や品種の写真、これまでの歴史などが掲載されており、少々値が張りますが、持っていて損はない一冊といえます。 |
鳥居恒夫『花図鑑 桜草・続編』(さくらそう会,2019)
2006年の色分け花図鑑 桜草(2011年に改訂)の続編です。2007年以降の認定品種、選抜佳品等121種を写真・解説つきで掲載しています。写真と解説、デザインも概ね先の形式が踏襲されているので分かりやすいのが特徴です。 |
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『山野草マニアックス vol.7』(栃の葉書房,2004)
さくらそうの花のクローズアップを中心に掲載。園芸品種のほか、野生種も比較的多く紹介されており、微妙な変化を誌面で楽しむことができます。
栽培法や害虫への対処法などにも触れている箇所があります。 |
『山野草マニアックス vol.10』(栃の葉書房,2005)
近年作出され、徐々に広まりつつあるさくらそうの八重咲き品種を紹介。
八重咲きの作出過程が詳細に記されており、なかなか興味深い内容です。八重咲き品種のクローズアップ写真も多数紹介されており、既に相当数の品種が作出されていることがわかります。 |
『週刊 花百科(56)桜草と忘れな草』(講談社,2005)
さくらそうの他にも様々なプリムラが紹介されています。
さくらそうに関しては、代表的な品種の紹介、さくらそう栽培の歴史、栽培法やQ&Aで解説されています。自生地の写真や花が咲いた後の楽しみ方などにも言及しています。 |
さくらそうを扱った雑誌は探してみると案外良く見つかります。
しかし雑誌の中では一つのトピックとしての扱いがなされていることも多く、あまり詳しい解説は見当たりません。
一方の書籍はというと、ほとんどが絶版になっており、書店を通して入手可能なのは『色分け花図鑑 桜草』と『趣味の園芸作業12ヶ月 9 日本サクラソウ』の2つのみです。前者は写真が多く、品種の同定作業に役立ちます。後者はテキスト中心で主に栽培管理に関する内容を取り扱っています。とりあえずはこの2冊があれば困ることはないと思います。
また、『サクラソウの分子遺伝生態学』や『サクラソウの目 第2版』という本もあります。直接栽培法には触れていませんが自生地の保全について考えたり、実生を行う際などに役立つと思われる情報が載っています。難しいですが一読の価値はあると考えます。 |
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