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朝顔鉢

詳しい出所がわからなかったのですが、丹波の朝顔鉢ということが明らかになりました。

大きさといい色といい、さくらそう栽培にも適していると思います。貴重な情報のご提供どうもありがとうございました。

こちらは常滑焼の朝顔鉢です。

色合いが渋く、さくらそうを引き立てます。持ち手の部分が目立ちすぎるのが欠点でしょうか。

価格もこれだけは例外で、駄温鉢の1〜2割増しほどです。

 

さくらそう鉢 ↑このページのトップへ

さくらそうの専用鉢です。

とはいえ、統一的な規格があるわけではなく、様々な種類のものが出回っています。水切れが良いもの、釉薬がかけてあるために乾燥しにくいものなど、種類によって性質に差があります。全体的に落ち着いた色が多く、さくらそうを引き立てます。

鉢の種類によって色合いに差があり、赤茶色や黒のものがあるようです。

ちなみに孫半斗鉢は茶色です。もしかしたらこの影響を受けているのかもしれません。

これはさくらそう会指定のさくらそう鉢です。

江戸時代に使用された孫半土鉢の寸法そのままに作られています。

近年は粘土の調達の関係で信楽のものを使用しているようです。

他の鉢と比べ取り扱いが少ないため、どこででも手に入るというわけではありません。関東地方ならば店先で販売されていたりもするようですが、地方在住者には入手しにくいこと、値段が少々高いことが欠点です。

通信販売を利用すれば入手自体は可能ですが、実際に手にしてみるとかなり重たかったり、持ちにくい形状の鉢もありますので購入前に確認した方がよいかもしれません。

 

駄温鉢 ↑このページのトップへ

手軽に入手できる鉢です。サイズも2号程度の大きさのものから10号を超えるものまであり、用途に応じて選ぶことができます。

画像は一般的な駄温鉢ですが、この他にも、底面積が広い平鉢もあります。さくらそうをたくさん育てたいときには平鉢が重宝します。

適度な通気性があり、大きさも様々なので使いやすいですが、唯一の欠点は色や形がさくらそうに合うかどうかということです。

それさえ我慢すれば鉢としてはかなり使いやすい部類に入ると思われます。

 

山野草鉢 ↑このページのトップへ

一般的な山野草店やホームセンターで販売されている鉢です。写真の鉢は質的には素焼鉢に近いです。

外見や形状は様々で、さくらそう鉢以上にバリエーションが豊かです。その反面、同じ形状の鉢を数多く手に入れるのは困難かもしれません。

適度な通気性があり、大きさ・形も様々です。探しようによってはさくらそう鉢よりも良いものが見つかるかも知れません。

ただ、ものによっては乾きすぎたり、通気性が悪かったりしますので十分に吟味した方がいいと思います。価格はやはり高いものが多いようです。

 

素焼き鉢 ↑このページのトップへ

主に蘭や一部の山野草に使用される鉢です。

サイズも豊富に揃っていますので必要に応じて選ぶことができます。また、湿ると色が変わるので中が乾いているかどうかが一目でわかります。

これは主に蘭の栽培に使用される形状の鉢です。このような深鉢はさくらそう栽培に向かないので使用されることはないと思います。

我が家では高山植物の栽培に使用しています。高山植物は根が深く張るので鉢は深い方が安定しやすく、よく育ちます。

通気性がよすぎるのが欠点です。

さくらそうは乾燥を好みませんから、潅水を多くするか、用土の配合を調整して対応する必要があります。一方、根腐れは起こしにくい鉢でもあります。

 

プラスチック鉢 ↑このページのトップへ

駄温鉢や素焼き鉢と同じく、よく目にする鉢です。色、サイズ、形状ともにバリエーションが豊かです。

材質がプラスチックなので経年劣化でボロボロになってしまうことが欠点でしょうか。

焼き物と異なり、通気性はありません。

用土の配合や潅水方法、置き場所を吟味すればさくらそう栽培に使用することができます。

 

ビニルポット ↑このページのトップへ

さくらそうを購入すると、裸芽の状態のこともありますが、大抵はポットに植えられています。そのまま栽培に使用したり、育苗で使用したりと、使い勝手の良いものです。

単価が安いのが強みです。

さくらそうとは相性が良く、親鉢に植えた一番芽が不調な時でもポットに植えたものは元気なことも多々あります。

 

孫半斗鉢 ↑このページのトップへ

高価な陶磁器を焼く際に使用された鞘のことを指すようです。

元は鉢ではなく、どちらかというと小型の壷といった感じですが、色彩や形がさくらそうにあっているというのでさくらそう栽培に使用されているようです。

現在手に入る本ですと、『趣味の園芸作業12か月 9 日本サクラソウ』に詳しい記述があります。

 

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