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2020年

令和2年7月21日

気が付けば早くも7月です。さくらそうも葉をすっかり枯らして休眠に入るものが多くなりました。

これからのさくらそうの鉢にはただただ雑草が生い茂るのみです。とはいえ、葉がある間も様々な野草(!)と共生はしていたのですけれども、これからはこれが極端になるというだけのことです。

共生と言えば、候補の一つに挙げられるのがスミレです。実はこのスミレ、さくらそうと相性が良いといわれております。と言うのも、植え替えの際、根を観察すると、ネコブセンチュウはスミレの根を好んで加害しているのです。もっとも、センチュウが本当に好物にしている植物は他にあると思われますが、さくらそうよりはスミレの方がまし、くらいのことだろうと思います。

理屈はともあれ、スミレのある鉢のさくらそうはネコブセンチュウの被害を免れる公算が大ということになります。そこで私としてはスミレを残しつつ、せっせと除草に励んでおりますので、なかなかのスミレ畑が出来上がっております。

ついこの間、ありがたいスミレの葉をもさもさ食べる幼虫が蛹になりつつあるのに気づきました。

これはツマグロヒョウモンという蝶の幼虫で、蛹になる直前の状態です。とげのようなものが生えていますが、果たして痛いのでしょうか。

話を戻します。さくらそうとスミレが相性が良いといっても、あまりにスミレの元気が良すぎると、場合によってはさくらそうを圧倒してしまうことがあります。そこで定期的にスミレの葉を間引いて(手でむしります!)勢いを調整したりしているのですが、夏場にはこれがなかなかの重労働です。その点、ツマグロヒョウモンはどこからともなくやってきて、あっという間に丸裸にしてくれます。スミレの根は残りますので枯れてしまうことはなく、そのうち一回り小さな葉が生えてきます。ある意味バランスがとれていて素晴らしい!と感じています。

 

令和2年6月7日

5月初旬に菊の挿し芽をしました。

今年は三本仕立てを中心に数鉢作ってみようと思います。大菊厚物の「精興右近」、「国華越山」の他、美濃菊の「庵姫」、伊勢菊の「友白髪」です。

弱い系統であるほど挿し穂と発根の良し悪しが結果に直結するように思いますので、特に慎重を期して作業を行いました。

辛目の水やりで管理をし、つい先日確認したところ立派な菊苗に成長していました。この時期の挿し芽は気温が低い分発根が遅めなものの、成功率は高い傾向にあります。

残念ながら「国華越山」は芽が止まってしまい、発根早々脇芽が伸長してきました。これはどうも勢いの無い親株の高芽を無理やり挿し穂にしたことによるものと思います。思うに、挿し穂の段階からなんとなく脇芽が伸びてきそうな雰囲気はありました。

名人であればこのようなものは抜き捨ててしまうのでしょうが、もったいないので育ててみることにします。

 

令和2年5月23日

さくらそうは来季に向けての肥培に入りました。増し土も済ませ、花茎も切り取って準備万全です。

 

(5月8日の写真です)

蛹から蝶が羽化しました。ゴマダラチョウでした。

写真は羽化翌日の昼過ぎ頃のものです。前日羽化した蝶は暫くじっとして羽を休めていたようでした。

屋外に連れ出して日に当てると羽を広げたり閉じたりしはじめ、その後無事飛び立っていきました。

無事に元気な蝶を送り出すことができてほっとしました。

蝶が残していった蛹の殻も、心なしか誇らしげです。

 

令和2年5月15日

最後の実生が開花しています。

何とも言えない桃色が見どころと言えましょうか。

昨年の内に株を充実させることができなかったため、今年の開花は3株に留まりました。残りの大半はもう1年我慢です。そしてこの株も大切に育てて様子を見ます。

花が咲かなかった株の大半は自分が収まっているポットよりも大きな葉を茂らせています。この分でいけば来年はかなりの開花率になりそうです。

中には周回遅れでこちらもほとんど忘れかけた頃に初花を咲かせるものもあります。そういう株の中からも良いものが出る可能性がありますので、我が家では最低3年から4年の間実生ポットを維持するようにしています。

 

(5月7日の写真です)

あれから10日ほど経って、幼虫は蛹になりました。

この写真は蛹になってさらに12日ほど経ってからのものです。羽や腹の模様が透けて見えています。羽化までもうすぐの状態です。

 

・・ちなみに、この写真を撮影してからおよそ5時間後、夕方に羽化しました。

 

令和2年5月11日

(4月14日の写真です)

ふと庭の一角に目をやると、不思議な形の生き物が目に留まりました。

実際に見るのは初めてですが、確かオオムラサキの幼虫がこんな形だったような・・

少年時代、勉強そっちのけで昆虫を追い回した記憶が蘇りました。と言っても、ほとんど手あたり次第採集してはすぐに放していたものでしたが(採集するという行為そのものに楽しさを見出していたものかもしれません)、時に標本を作製したこともありました。

一度コレクションを始めると、やはりわかりやすい、目立つ昆虫を集めたくなります。そんなこともあって、特に大きくて美しい蝶には憧れがありました。もっとも、幼虫から飼育して蝶にするという発想はなく、ただただ図鑑の中の蝶を眺めるのみでした。

・・というわけで、早速目の前に現れた幼虫を確保して観察することにしました。どうやら榎に棲んでいたようでした。この榎は数年前に仲間入りした木の一つで、おそらく鳥か何かが種を運んで来たものと思います。そういえば昨秋は虫食いの葉が目についたような・・。

運悪く私に見つかってしまった幼虫には観念していただきました。

 

遅咲きの花が満開になりました。こちらも10年以上前の実生花です。遅咲きでよく揃って咲いてくれるところが見どころでしょうか。花期が早いものから遅いものまで栽培しておくと花壇組みには重宝すると思います。

 

令和2年5月10日

ふと庭の一角に目をやると、ある花が目に留まりました。

遅咲きで柔らかな桃色に糸覆輪、花弁表側は純白でとても良く目立っています。花も大ぶりで、巨大輪は間違いなさそうです。

そうです、何を隠そう大銘花「国の光」でした。私の配置ミスで実生コーナーに置き忘れていたものが開花したのでした。この品種は昭和初期の作品と言われておりますが、現在でも魅力は色あせることなく、各地で大切に保存されています。

 

実生の二つ目が開花していました。

 

令和2年5月4日

庭を見渡した時、赤色の花が目に留まりました。

ところで、古くからの品種ですと「玉珊瑚」の赤色が良く目立ちますし、普及していると思います。玉咲きという独特な咲き方の筆頭品種であることも理由の一つだと思います。

さくらそうの花の色彩はいくつかのグループに分類されていますが、同じグループの中でも微妙な違いがあります。例えば赤系統であれば、黒に近い、本当に濃い紅色あたりから桃色に近く明るい色まで相当の幅があります。しかもこれら一つ一つの色は連続していますので、本当に微妙な差が文字通り品種の違いになることになります。

 

こちらは実生花です。上の写真と比べるとやや紅色が勝っているように見えます。私も一時期紅色を含まない、赤色(いわゆるレッド)そのものを目指して交配に取り組んだことがありましたが、その時既に大変高いレベルの花が次々と発表されていることを知り、非常な衝撃を受けると同時に、それ以来ストップ状態になっています。

 

令和2年5月2日

当地のさくらそうは遅咲きのものを除き、概ね開花しました。全体としては見ごろを迎えていると思います。本日は気温が30度を超えましたので、さらに咲き進んでいます。

 

 

これは「西王母」の花弁の切込みを多くしたような雰囲気の花です。花弁の縁が反り返るところが面白いかなと思います。10年以上前の実生で、ひっそりと試作中のものです。

 

中にはこのように獅子咲きというか、花弁に力があり、立体的な花弁が特徴的なものもあります。

色彩の変化には乏しいのですが、存在感があります。

 

こちらは今年初花を咲かせた実生です。こちらも花弁がやや立体的であるところが見どころでしょうか。恐らくこの一枚上の写真の花を花粉親の一つとしたため(他の花の花粉もランダムに受粉しています)、形質が遺伝したものと思われます。これは純系同士の交配ではありませんので何とも言えないことになります。しかし見方を変えると、思ってもいなかったような形質の発現が期待できることにもなります。

ところで、こちらの株はまだ力がありませんので本来の花容となっていないように感じます。ですので、一本の花茎に花が二つしかついていません。

 

こちらは「三保の古事」です。幕末から今に伝わるとされる大銘花でありますが、難物としても知られています。

我が家でもここ数年は作落ちから復活できず、ポットでの開花となりました。本来はもう少し花弁の表面が紅がちになるはずなのですが・・。こちらも私の力不足で、株が本来の力を発揮できていないということだと思います。置き場所を反日蔭にしていることとも無関係ではないと思いますが、なんとも奥が深いことですね。

 

令和2年4月20日

当地のさくらそうも少しずつ開花するものが増えてきました。少々作落ちでも、咲き始めの花は瑞々しさにあふれています。しかし、さすがに満開に近くなると若干疲れた感じになってきます。終盤と比べると気温も低めなので葉も徒長しにくいのかもしれません。

 

実生2年目の葉が展開してきました。

葉の縁の切れ込みが小さく、丸に近い感じのもの

表面にほとんど毛がなく、つるっとしたもの

今年はどこにも出かけず、自宅でじっくりとさくらそうの観察をしています。ほとんどの実生苗は開花せず、来年に持ち越しになりそうですが、花に思いを馳せながら一株一株と向き合うのも贅沢な時間だと思います。

 

こちらは白色玉咲きです。

現在、白色玉咲きの品種としては「白珠」が良く知られています。「白珠」はかわいらしいビー玉のような花をつけます。玉咲きの中でも、掴み咲きに近い雰囲気です。一方、こちらの花はどちらかというと「玉珊瑚」のような楕円に近い玉咲きです。ところで、花が白一色になると色彩の変化が無くなる分、微妙な形の差がそのまま前面に出ることになります。私が思うに、この花は少々寂しい感じがします。やはり銘花「白珠」は残るべくして残されてきたということがよくわかります。

 

令和2年4月9日

新型コロナウイルスの影響が広がっています。自分自身の感染予防に全力で取り組みつつ、一日も早い終息を祈るほかありません。

このようなわけで、今年は花時にどこにも出かけられません。各地の花友との歓談も、皆が健康で平和な日常があってこその楽しみなのだと改めて思い知らされました。

 

令和2年3月19日

鉢の表土にさくらそうの芽がのぞき始めました。

期待している実生の稚苗も生育を開始しています。初年は丸みを帯びたり、鋸歯が目立たなかったりと個性的な形の葉が数多く目につきました。ところがこれらの多くは稚苗に特有の変化のようです。2年目ともなると親株と同様の、見慣れた形の葉を展開してくるものがほとんどです。

しかしながら、一見平凡な見た目であっても、実は優れた遺伝子を隠し持っている可能性もあります。際立った個性を発揮している個体はもちろん大切にしつつ、条件が許す限り保存し続けている一群も我が家には眠っていたりします。

 

令和2年2月16日

大変お恥ずかしい話ですが、今更ながらに本格的な植え替えに着手しました。

意外なことに出来は悪くなく、平年作の感じです。時間がありませんので夜なべ仕事を続けたいと思います。

 

令和2年1月7日

所用で石川県に立ち寄った折、蒔絵体験をしてみました。正確にはこの後、塗料の上から金粉を振りかけて乾燥させる工程があるそうですが、金粉は振りかけないでおきました。

ごく野性的なさくらそうをモチーフにしたものですが、一見単純に見えても描くのはなかなかに難しく、普段いかにさくらそうを見ているようで見ていないかが良く分かりました。

 

令和2年1月1日

謹賀新年

 

 

昨年は天候不順や天災があり、我々の生活が脅かされました。今年は平穏な一年であることを祈ります。

本年もよろしくお願い申し上げます。

 

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