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ホームページ > さくらそう自生地を訪ねる > 浮間ヶ原桜草圃場


 

都立浮間公園内のさくらそうを見学した時の様子をお伝えします。

 

 

>>浮間ヶ原のさくらそう自生地について

>>さくらそう圃場の様子

>>さくらそう花壇(園芸品種段飾り)

 

 

浮間ヶ原のさくらそう自生地について ↑このページのトップへ

浮間ヶ原は田島ヶ原など共にさくらそうの自生地として有名な場所でした。しかし、荒木田土の乱掘や埋め立てにより自生のさくらそうは徐々に消滅していきました。

後に結成された浮間桜草保存会員の努力により浮間ヶ原の面影がよみがえってきました。(現地配布の北区地域振興部産業振興課作成リーフレットより引用)

 

 

さくらそう圃場の様子 ↑このページのトップへ

入ってすぐの水路にかかった橋から左側を写しました。

一面の紅色がまぶしいほどです。

 

紅花のアップです。

同じ紅花でも、個体間で微妙な差があります。中心の目がないもの、花弁が若干波打つものなどなど。

 

これは園芸品種のような色合いです。

やや内白(花弁の内側に白色が入っていることをいいます)です。

 

こちらは紅色一色の花です。

 

ローアングルで写すと迫力満点です

 

明治時代のさくらそう取りの様子を写したといわれる写真です。

こうしてみると、現在も当時と同じ色・形の花を見られるのは幸せなことですね。

 

正面右側には白花が植えられています。

平咲きから抱え咲き、垂れ咲きと個性豊かです。

 

星型掴み垂れ咲きです。

面白い花容です。かつてはさぞかし採集欲を刺激したことでしょう。

 

さくらそう圃場ほぼ全景(入り口左側から)

 

さくらそう花壇の一角

花が密についてとてもきれいです。「浮間中原(紅色)」、「浮間五台紅(紅色)」、「浮間白(白色)」の三種類が場所を分けて植えられていました。

これだけのものを維持するのは大変ではと思っていたところ、やはり「株が弱るのを防ぐために数年に一回は掘り上げて植えなおす」とのことでした。しかしこれだけの規模で行うのはさぞかし大変なことと思います。

 

 

さくらそう花壇(園芸品種段飾り) ↑このページのトップへ

入り口から見て左端の展示棚です。

小さくてわかりづらいですが、右側の小さな花壇には小学生による「一人一鉢栽培」の鉢が並んでいます。とてもよいことだと思います。

 

こちらは中央右側の花壇です。

「江戸時代の方法による花壇」と看板が出ており、いずれも上作の33鉢が並んでいます。

 

これは一番右端の花壇です。

左端の花壇と似た形式で、大きめです。

 

さくらそう花壇全景(入り口側から)

 

花壇の中のさくらそうを少し紹介します。

こちらは「隠れ蓑」です。

よく揃って咲いています。割と強健な品種といわれていますが、揃って咲かせるのは意外と難しいものです。

 

「一天四海」です。

江戸時代から伝わる古名花ですが隠れ蓑よりも性質が弱く、毎年揃って咲かせるのは至難のわざと言えます。

展示してあったものは見事に咲き揃い、花もこぼれんばかりについています。

 

「花霞」です。

これは育てやすく美しい現代の品種で、抱え咲きに絞りが入ります。

絞り咲きの品種は他にもありますが、平咲きのものがほとんどです。

 

「岩戸神楽」です。

花色が美しいですが、全体的に小さめの品種なので目立ちづらく感じることがあります。しかし、この鉢は花と葉がバランス良くまとまっていて見ごたえがあります。

 

以上、浮間ヶ原のさくらそう圃場でした。

圃場から歩いて2分ほどのところに氷川神社があり、さくらそうグッズや苗の販売をしていました。

―関連リンク―

浮間桜草圃場ホームページ

北区職員の方による現地の様子(動画)

 

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